【作り方】Webライターのポートフォリオの作り方/案件が取れる見せ方と初心者がやりがちなNG例

ポートフォリオを作ったほうがいいって言われたんですけど……実績がまだ1本もない私に、載せられるものなんてあるんでしょうか。

Webライターのポートフォリオは、実績が貯まってから作るものではありません。むしろ逆で、実績がないときほど効きます。育休明けの時短勤務で応募を続けていた私も、提案文だけを送っていた時期はほとんど返信をもらえませんでした。クライアントが知りたいのは実績の数ではなく、「この人に頼んだらどんな文章が届くのか」だけです。それは1本の記事でも十分に伝えられます。

この記事では、Webライターのポートフォリオの作り方を、実績ゼロの状態から案件が取れる形になるまでの順番でまとめました。ワーママのさおりんが実際に作って直してきた中身と、初心者がやりがちなNG例も正直に書いています。ポートフォリオ自体は2〜3時間あれば形になるので、育休中・時短勤務で時間が取りにくい人こそ先に用意しておいてほしいんです。

この記事でわかること

  • 実績ゼロでも作れるWebライターのポートフォリオの中身と5ステップ
  • note・WordPress・クラウドソーシングのプロフィール、どこに置くのが正解か
  • 案件が取れない人がやりがちなポートフォリオのNG例と直し方
目次

さおりんがWebライターのポートフォリオを作ったきっかけ

正直に言うと、私は自分からポートフォリオを作ろうと思ったことが一度もありませんでした。作ったのは、勉強会で知り合った先輩ライターさんに「提案文だけで戦うのはもったいないよ」と言われたからです。

そのときの私の反応は、たぶん今これを読んでいる人と同じでした。実績が2本しかないのに、まとめる意味なんてあるのかなと。

📝 さおりんの体験談

「実績が少ないからこそ作るんだよ」と言われて、半信半疑のまま日曜の午前中に2時間だけ使って作りました。載せたのは、受注した記事1本と、誰にも依頼されていない自主制作の記事1本。合計2本だけのページです。正直、これで何かが変わるとは思っていませんでした。

想像と違ったのは、そのあとでした。私が予想していたのは「実績が少ないから逆に不利になる」でしたが、実際に返ってきた反応はまったく別のところにあったんです。

2本
ポートフォリオに載せた記事数
3件
作った翌月の返信数(前月は0件)
2時間
ポートフォリオ作成にかけた時間

前の月まで0件だった返信が、3件になりました。クライアントから届いたメッセージには「文章のトーンが記事に合いそうだったので」と書かれていたんです。見られていたのは実績の本数ではなく、書いた文章そのものでした。

実績が少ないから作れない、じゃなくて、実績が少ないからこそ文章そのものを見てもらう場所が要るんですね。あのとき素直に作っておいて本当によかったです。

Webライターのポートフォリオとは?案件が取れる人が載せているもの

そもそもポートフォリオという言葉が、初心者にとっては少しハードルを上げていると思っています。デザイナーさんが作るような立派な作品集を想像してしまうんです。

Webライターのポートフォリオとは?

Webライターのポートフォリオとは、自分が書ける文章と対応できる分野を、クライアントが3分で判断できる形にまとめたページのことです。作品集というより「面接の代わりになる1ページ」に近く、実績記事だけでなく自主制作の記事を載せても構いません。

面接の代わりだと考えると、載せるべきものがはっきりします。クライアントは限られた時間で何人ものライターを見比べているので、知りたいことは驚くほど絞られているんです。

1
どんな文章を書く人か
文体・読みやすさ・構成力。これが最優先で見られる
2
どの分野を任せられるか
ジャンルが書かれていないと依頼の判断ができない
3
どう仕事を進める人か
納期・稼働時間・連絡できる時間帯が書いてあると安心される

私が最初に作ったページには、3番目がまったく書かれていませんでした。あとから「平日夜と土日に対応・初稿は3営業日以内」の2行を足しただけで、依頼の話が具体的に進むようになったんです。

💡 補足

「稼働時間」を書くと不利になるのではと心配する人がいますが、逆です。育児中で日中は動けないことを先に書いておくと、それでも依頼したいクライアントだけが声をかけてくれます。あとから条件が合わずに断るより、お互いに気持ちよく進みます。

ワーママの場合、この「先に条件を出しておく」が一番効きます。書ける時間を隠して受注すると、結局は自分の生活が削られていくだけなんです。

【実績ゼロでもOK】Webライターのポートフォリオの作り方5ステップ

ここからは実際の手順です。私が遠回りした部分を削って、最短の順番に並べ直しました。実績が1本もない前提で書いています。

ポートフォリオ作成の5ステップ(この順番で進める)

①書けるジャンルを2〜3つに絞る
②載せる記事を用意する(自主制作でOK)
③プロフィール文を書く
④対応できる条件を明記する
⑤1ページにまとめて公開する

とくに①を飛ばす人が多いのですが、ここが決まらないと以降の全部がぼやけます。順番どおりに進めてください。

01
書けるジャンルを2〜3つに絞る本業・育児・過去の趣味から選ぶと書きやすい
↓
02
載せる記事を用意する依頼がなくても自主制作で2本書けば十分
↓
03
プロフィール文を書く経歴より「誰の役に立てるか」を先に書く
↓
04
対応できる条件を明記する稼働時間・納期・連絡可能な時間帯
↓
05
1ページにまとめて公開するURLを1本持つことがゴール

STEP02でつまずく人が圧倒的に多いので、補足しておきます。

実績がないときは「自主制作の記事」で埋める

依頼されていない記事を載せていいのか、と必ず聞かれます。答えは問題ありません。私が最初に載せた2本のうち1本も、誰からも依頼されていない自主制作でした。

書くテーマは、自分が応募したいジャンルに合わせます。子育て系の案件を狙うなら子育ての記事を、金融系を狙うならお金の記事を1本書く。それだけでクライアントは判断できます。実績とは「依頼された経験」ではなく「読める文章がそこにある状態」のことなんです。

文字数は3,000字前後あれば十分です。見出しを3〜4本立てて、結論から書く形にしておくと、構成力まで一緒に伝わります。私は自主制作の1本を「育休中の家計の見直し」というテーマで書きましたが、この記事がきっかけでマネー系の案件をもらえました。

⚠️ 注意してほしいこと

自主制作を載せるときは、実績記事と混ぜて並べないでください。「自主制作」と一言添えるだけで大丈夫です。依頼された記事のように見せてしまうと、あとで確認された際に信用を大きく落とします。実績が少ないこと自体は、誰もマイナスに見ていません。

プロフィール文は経歴より「誰の役に立てるか」

もう一つ差がつくのがSTEP03です。初心者のプロフィール文は、経歴の羅列になりがちなんです。

私も最初は「33歳・会社員・2児の母」から書き始めていました。今は「育休・時短勤務の働き方と副業について、体験をもとに書けます」を先頭に置いています。伝わり方がまったく違いました。

💬 さおりんの結論

プロフィールは自己紹介ではなく提案です。読んだクライアントが「うちの記事を任せられそう」と思える一文を、必ず最初に置いてください。

Webライターのポートフォリオはどこに作る?置き場所3つを比較

作る中身が決まったら、次は置き場所です。ここは正解が一つではなく、目指す方向で変わります。

とにかく早く作る
note
無料・当日中に公開できる
長く使う・単価を上げる
WordPress
自由度が高くブログ実績にもなる
応募と同時に見せる
クラウドソーシングのプロフィール
発注者の目に自然に入る

3つのうちどれか一つ、ではありません。私は最初にnoteで作り、半年後にWordPressへ移し、クラウドソーシングのプロフィールにはそのURLを貼る形に落ち着きました。

note

無料ですぐ作れる / デザインの自由度が低い / 規約変更やサービス終了のリスクがある

WordPress

初期費用がかかる / 見せ方を自由に設計できる / そのままブログ実績・資産になる

比べたうえで私がWordPressに移したのは、ポートフォリオとブログを1つにまとめられたからでした。「ブログを書けます」と伝えるより、自分のブログを見せるほうが早いんです。

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とはいえ、今日から応募を始めたい人が最初からWordPressを用意する必要はありません。まずはnoteで1ページ作って、応募を止めないことのほうが大事です。

noteで作ったものを、あとからWordPressに移し替えるのって大変じゃないですか……?せっかく作ったのに二度手間になりそうで。

移すのは記事の本文だけなので、思っているより簡単です。私も2時間かかりませんでした。それより、置き場所を迷っている間に応募が止まるほうがもったいないんです。

案件が取れるポートフォリオの見せ方|クライアントが3分で判断する順番

同じ内容でも、並べ方だけで反応が変わります。ここは私が一番回り道をしたところでした。

内容は悪くないのに反応がないポートフォリオの共通点

①記事を書いた順(新しい順)に並べていて、一番読ませたい記事が下にある

②ジャンルが混ざっていて、何を頼める人なのかが伝わらない

③文字数や執筆期間などの情報がなく、依頼の判断材料が足りない

私のページは①と②の両方でした。子育て・金融・ガジェットの記事を時系列で並べていたので、上から3本読んでもらっても専門が伝わらない状態だったんです。

3分で判断してもらうための並べ方

①一番自信のある記事を必ず先頭に置く(新しさより完成度を優先する)

②ジャンルごとにまとめて見出しをつける(子育て/お金/転職のように分ける)

③各記事に1行の説明を添える(想定読者・文字数・制作時期の3点)

この3つに直したのは、ポートフォリオを作ってから4ヶ月後でした。記事は1本も増やしていません。並べ替えと1行説明を足しただけです。

Before(時系列で並べていた頃)

新しい順に7本 / ジャンル混在 / 説明なし / 提案から返信 月1件

After(並べ替えた後)

自信のある順に7本 / ジャンル別に整理 / 各記事に1行説明 / 提案から返信 月5件

返信が5倍になったのに、増えた作業は1時間ほどでした。案件が取れるかどうかは、書く力より「見つけてもらう順番」で決まる部分が大きいんです。

1行説明も難しく考えなくて大丈夫です。私は「30代ワーママ向け/約4,000字/2026年制作」のように、想定読者・文字数・時期の3つだけを並べています。これがあるだけで、クライアントは自分の案件に合うかを開かずに判断できるんです。

そしてもう一つ。並べ替えのときに気づいたのは、書けるジャンルが増えるほど1本あたりの単価が上がっていたことでした。専門があると判断されると、同じ文字数でも提示される金額が変わります。

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記事を増やす前に、今あるものを並べ替える。順番を変えるだけなら今日の夜からできますよ。

初心者がやりがちなWebライターのポートフォリオのNG例5つ

最後に、私と副業仲間が実際にやってしまったNG例をまとめます。どれも直すのに時間はかかりません。

1
完成してから公開しようとする
2本でも公開する。完璧を待つと3ヶ月経つ
2
すべての記事を載せる
多いほど良いは誤解。厳選した5〜7本に絞る
3
守秘義務のある記事を載せる
契約内容を必ず確認する。無断掲載は信用を失う
4
稼働条件を書かない
条件が合わない依頼を受けて疲弊する原因になる
5
半年以上更新していない
古い記事だけだと今の力が伝わらない

一番多いのは1番です。私の副業仲間にも「もう少し記事が増えたら公開する」と言い続けて、半年たっても公開できていない人がいました。増やしている間、応募のたびに提案文だけで戦い続けることになります。完成を待っている時間そのものが、機会を失っている時間なんです。

2本で公開して、あとから足していけば大丈夫です。ポートフォリオは提出書類ではなく、育てていくページだと考えてください。

とくに3番は、初心者が悪気なくやってしまう危険なNG例です。私も一度、クライアントに確認せずに掲載しようとして先輩に止められました。

⚠️ 注意してほしいこと

受注した記事をポートフォリオに載せる前に、必ずクライアントへ掲載可否を確認してください。「実績として紹介してもよろしいでしょうか」と一言送るだけです。記名記事でも、掲載を断られるケースは実際にあります。確認なしの掲載は契約違反になることがあります。

もう一つ、意外と多いのが5番です。ポートフォリオは作って終わりではなく、3ヶ月に1度は見直す前提で考えておくと安心できます。

Qポートフォリオは何本の記事を載せればいいですか?

A5〜7本が目安です。多すぎると全部読まれません。実績ゼロなら自主制作2本からで十分スタートできます。

Q顔写真や本名は必要ですか?

Aどちらも必須ではありません。私も顔出しはしていません。ただ、稼働時間と対応ジャンルだけは必ず書いてください。

Qポートフォリオはどのタイミングで作るべきですか?

A応募を始める前です。作ってから応募したほうが、同じ提案文でも返信率が変わります。

Q単価の希望は書いたほうがいいですか?

A初心者のうちは書かなくて構いません。文字単価の目安を書くのは、継続案件が2〜3件になってからで十分間に合います。

一番多いのが3つ目の質問です。応募しながら作ろうとすると、結局どちらも中途半端になります。先に2時間だけ確保して形にするほうが、遠回りになりません。

ポートフォリオ作成、いくつできそうですか?

□ 書けるジャンルを2〜3つに絞った → 本業・育児・過去の趣味から選ぶ
□ 載せる記事を2本用意した → 依頼がなければ自主制作でOK
□ プロフィール文の先頭を「誰の役に立てるか」にした → 経歴の羅列にしない
□ 稼働時間と納期を明記した → 平日夜・土日など具体的に書く
□ 一番自信のある記事を先頭に置いた → 新しい順に並べない

まとめ:Webライターのポートフォリオは、実績が少ないときほど効く

Webライターのポートフォリオに必要なのは、たくさんの実績でも立派なデザインでもありません。書ける文章が2本あって、対応できるジャンルと稼働条件が書いてある。それだけで十分に案件は取れます。置き場所はnoteでもWordPressでも構いません。並べ方は、一番自信のある記事を先頭に。私も2本のページから始めて、並べ替えただけで返信が5倍になりました。作るのにかかるのは、たった2時間です。

今日の2時間が、来月の返信数を変えます。完璧じゃなくていいので、まず1ページ公開してください。

実績がないから作れない、ではなく、実績がないから作るんです。私も2本から始めました。今日つくったページが、来月の自分をちゃんと助けてくれますよ。

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