【気づいたら】副業をやっていてよかったと思う理由5つ/育休・時短のワーママが3年で実感した変化

副業って、続けていたらいつか「やっててよかった」って思える日が来るんでしょうか……。まだ月に数千円で、正直やめようか迷っていて。

副業をやっていてよかったと思う瞬間は、大きく稼げた日に来るものではありませんでした。育休中に始めて3年、いま振り返って「よかった」と感じている理由を並べてみたら、半分以上がお金以外のことだったんです。しかもそのほとんどが、収入が数千円だった時期に起きています。

とはいえ、きれいごとだけで終わらせるつもりはありません。時短勤務のワーママである私が、失敗した副業8種類も含めて3年続けてきて、本当によかったと感じている理由を5つ話します。続けてよかったと思えたのは、月10万円を超えたときではありませんでした。その順番が逆だったことこそ、いま伝えたいことです。

この記事でわかること

  • 副業をやっていてよかったと感じる理由5つ(収入以外も含む)
  • 育休中・時短勤務のワーママが3年で実際に変わったこと
  • 「やらなきゃよかった」と思った時期と、そこから抜け出せた理由
目次

副業をやっていてよかったと思う理由は、収入だけではない

副業をやってよかったと聞くと、多くの人は「月〇万円稼げたから」という話を想像すると思います。私も始める前はそう思っていました。金額が増えることが、そのまま満足につながるんだろうと。

3年やってみて、実感はまったく違いました。金額が増えた月より、「来月もこれができる」と確信できた月のほうが、はるかに嬉しかったんです。

まず、この記事で話す5つの理由を先に並べておきます。

副業をやっていてよかったと思う理由5つ

①減っていく貯金に「増える線」を1本足せた
②収入の入口が2つになり、不安の質が変わった
③本業への向き合い方が変わり、気持ちが軽くなった
④誰にも奪われないスキルが手元に残った
⑤娘に「やってみる姿」を見せられるようになった

このうち1と2はお金の話ですが、3から5はお金では買えないものです。順番に話していきます。

3年やって、いちばん変わったもの

副業でいちばん変わったのは口座の残高ではなく、「自分で何とかできる」という感覚のほうでした。

ここで先に、私がどんな状態から始めたのかを書いておきます。育休に入って3ヶ月目、家計簿を開いて貯金が月5〜8万円ずつ削れていくのを見ていた時期です。焦りはありました。ただ、焦りだけでは動けませんでした。

育休中に副業を始めてよかったこと|お金の面で変わった2つのこと

副業をやってよかった理由のうち、お金にまつわるものは2つです。どちらも「金額が増えた」という話ではなく、お金の見え方が変わったという話になります。

理由①:減る数字に「増える線」を1本足せた

私が動けたきっかけは、自分の決意ではありませんでした。保育園の見学で知り合ったママ友の一言です。

📝 さおりんの体験談

「私、寝かしつけたあとにクラウドワークスやってるよ」と、雑談の流れでさらっと言われました。正直、そのときは半信半疑でした。在宅で稼げるという話は怪しいものだと思っていましたし、その人が特別に器用なだけだろうとも思ったんです。帰り道に登録だけしてみて、結局その日は何も応募せずに閉じました。実際に1件目に応募したのは、そこから11日後です。

やってみて驚いたのは、想像していたのと違う方向でした。稼げたことではありません。最初の1ヶ月で手にしたのはアンケートモニターの数百円で、金額としては笑ってしまうレベルです。

それでも、家計簿の見え方が変わりました。それまで私の家計簿には「減る数字」しかなかったんです。そこに、金額は小さくても右肩上がりに増えていく線が1本だけ増えました。

数百円でも、増える線があるのとないのとでは、家計簿を開くときの気持ちがまったく違いました。減るのを眺めるだけの時間が終わったんです。

育休中の収入は、育児休業給付金があっても手取りの満額ではありません。出ていくお金は減らないので、貯金が削れていく感覚は毎月やってきます。ここに小さな収入源があるだけで、精神的な位置づけが変わります。

Before(副業を始める前)

記録するのは減った金額だけ / 見るたびに気持ちが落ちる / 復職まで耐えるしかないと感じる

After(副業を始めて3ヶ月後)

小さくても増える欄がある / 増やすために動ける / 復職までの時間を準備期間として使える

こう並べると差は明らかですが、金額の差ではありません。動けるかどうかの差です。

💡 補足

ちなみに、育休中に始めてよかったと感じる理由のひとつは「失敗しても生活が崩れない時期だった」ことです。本業の収入が完全に止まっているわけではないので、うまくいかない副業を試して撤退しても、痛手が小さくて済みました。

理由②:収入の入口が2つになり、不安の質が変わった

2つ目の理由は、収入源が1本から2本になったことです。金額の大小より、この「本数」が効きました。

会社の給料しかなかったころ、私が怖かったのは減給でも解雇でもありません。何かあったとき、自分には何もできないという感覚のほうでした。

収入が1本しかないときに起きること

①会社の判断ひとつで家計が決まるため、自分で動かせる部分がない

②時短勤務で年収が下がっても、取り返す手段を持っていない

③「辞めたい」と思っても選択肢がないので、我慢する以外にできることがない

3つとも、復職して半年のあいだに全部感じたことです。時短勤務にすると当然のように年収は下がりますが、下がった分を埋める方法が自分の中にありませんでした。

副業の収入が月1万円を超えたころから、この感覚が変わりました。金額としては本業の穴を埋めるには足りません。それでも、埋めにいく方法を自分が知っているという事実だけで、不安の中身が変わったんです。

1
不安の対象が変わった
「どうなるんだろう」から「どこまで増やせるだろう」に変わった
2
判断が自分の側に戻った
会社の制度を待つのではなく、自分で動かせる部分ができた
3
金額より頻度が効いた
年に1回の昇給より、毎月入る数千円のほうが実感が強かった

特に3つ目は、始める前には想像もしていませんでした。毎月「振り込まれた」という通知が来ること自体に、金額以上の意味があります。

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時短勤務のワーママが副業を続けてよかったと感じる瞬間|本業が変わった

3つ目の理由は、いちばん意外だったものです。副業を続けたことで、本業への向き合い方が変わりました。

副業を始める前の私は、職場で気を張っていました。時短勤務で先に帰ることに引け目があって、頼まれた仕事を断れず、必要以上に謝っていたんです。

📝 さおりんの体験談

16時に退社するとき、いつも「すみません、お先に失礼します」と言っていました。誰にも責められていないのに、勝手に申し訳なさを抱えていたんです。ある日、副業の月収が3万円を超えた翌週に、同じように帰りながら「すみません」ではなく「お疲れさまです」と言えた自分に気づきました。声のトーンまで違ったのを覚えています。

この変化は、収入が支えになったというより、「最悪どうにかできる」という前提が心の底にできたからだと思っています。

副業をしていると、本業がおろそかになったりしませんか……?両立できている人って、特別なんじゃないかと思ってしまって。

逆でした。私の場合、副業を始めてから本業の評価が下がったことは一度もありません。理由ははっきりしていて、時間の使い方に無駄がなくなったからです。

副業を始めてから本業で変わった3つのこと

①定時までに終わらせる前提で組むようになった(帰宅後に予定があるので逆算する癖がついた)

②断る基準ができた(引き受けられない量を抱え込まなくなった)

③文章のスキルが本業に還元された(資料や報告メールを書く速度が上がった)

3つ目は思わぬ副産物でした。Webライターの仕事で身につけた「結論から書く」という型が、そのまま社内資料に使えたんです。

副業は本業を守るためのものだと、いまは思っています。稼げるようになるほど、本業に自然体で向き合えるようになりました。

副業をやってよかった理由の残り2つ|手元に残ったスキルと、娘に見せられるもの

残りの2つは、3年経ったいまだからこそ実感が強いものです。

理由④:誰にも奪われないスキルが手元に残った

私は8種類の副業を試して、6つやめています。それでも、時間が完全に無駄になったとは思っていません。ただし正直に言えば、何も残らなかった副業と、確実に残った副業ははっきり分かれました。

ほとんど残らなかった

アンケートモニター / データ入力 / フリマ出品 ── 作業した分だけの報酬で、翌月にゼロから積み直しになる

確実に残った

Webライター / ブログ ── 書いた本数がそのまま単価と検索順位に積み上がっていく

この差に気づけたことも、続けてよかったことのひとつです。

💬 さおりんの結論

すぐ稼げる副業と、あとから効いてくる副業は別物。どちらが良い悪いではなく、両方あると心が折れにくくなります。

理由⑤:娘に「やってみる姿」を見せられるようになった

これは最後まで書くか迷った理由です。数字にできないので、説得力がないと思っていました。

娘が5歳のとき、夜に机で作業している私を見て「ママ、何してるの」と聞いてきたことがあります。「お仕事の練習」と答えたら、翌週から自分のノートに絵と文字を書いて「わたしもお仕事」と言うようになりました。

数字にならないけれど、いちばん大きかったこと

子どもに「頑張りなさい」と言うより、頑張っている姿を見せるほうが、たぶん何十倍も伝わります。

副業をしていて後ろめたく感じる時期もありました。娘との時間を削っているんじゃないかと思ったからです。いまは、削らない範囲でやると決めたうえで、見せられる働き方に変えたことのほうが大きかったと思っています。

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さおりんが「やってよかった」と言えるまでの3年間|数字で見た推移

ここまで気持ちの話が続いたので、数字も正直に出しておきます。私が「副業をやっていてよかった」と本気で思えるまでには、3年かかりました。

育休中(1年目)

アンケート・フリマ・ハンドメイドを試す

合計約2.7万円。ほぼ全滅だが「増える線」を知った時期

復職後(1〜2年目)

データ入力・ブログ1回目・せどり

せどりで最高月収52,000円も、体力的に続かず断念

転換期(2〜3年目)

Webライターに絞る

1ヶ月目3,800円(時給190円)→6ヶ月目68,000円

現在(3年目)

Webライター+ブログの2本立て

月収10万〜18万円で安定

見てのとおり、最初の1年はほぼ収入になっていません。ここで「やってよかった」と思えていたかというと、正直まったく思えていませんでした。

8種類
3年で試した副業の数
6種類
やめた副業の数
3,800円
Webライター1ヶ月目の収入

やめた6種類のうち、心から後悔しているものはひとつもありません。理由は単純で、やめた経験がなければ「自分に合う副業」の基準を持てなかったからです。

体力を使う副業が続かないと知ったのはせどりのおかげですし、成果が積み上がらない作業が苦手だと知ったのはデータ入力のおかげでした。

⚠️ 注意してほしいこと

副業の体験談を読むときは、期間と稼働時間もセットで見てください。「月10万円」という数字だけを見て自分と比べると、必ず落ち込みます。私の月10万円は、週12〜15時間を3年続けた先にあるものです。同じ金額でも、かかった時間が違えば別の話になります。

正直に言うと「やらなきゃよかった」と思った時期もある

ここまで良かったことを並べてきましたが、フェアではないので反対側も書きます。副業をやらなきゃよかったと本気で思った時期が、私には2回ありました。

「やらなきゃよかった」と思った2つの時期

①復職直後──慣れない時短勤務と育児で手一杯なのに、副業も落とせず全部が中途半端になった

②ブログ1回目の挫折──記事を20本書いて収益ゼロ。使った時間を娘に使えばよかったと本気で思った

特に2つ目はこたえました。3ヶ月分の夜の時間が、数字としては1円にもならなかったからです。

抜け出せた理由は、根性ではありません。やることを減らしたからでした。

やめずに済んだ3つの調整

①同時に走らせる副業を1つだけにした(迷う時間がなくなり、作業に入るまでが早くなった)

②1日の上限時間を決めた(60分でやめる。終わらなくても翌日に回す)

③やらない日を先に決めた(土日のどちらかは完全に休む。娘との時間を先に確保する)

続けるコツは、気合いを増やすことではなく、続けられる量まで減らすことでした。この3つを決めてから、副業をやめようと思った日は一度もありません。

Q副業をやってよかったと思えるまで、どれくらいかかりますか?

A金額で満足できるまでは1〜3年かかると思っておくのが現実的です。ただ「やっててよかった」という実感は、月数千円の時期にも来ます。私の場合は3ヶ月目、家計簿に増える欄ができたときでした。

Q育休中と復職後、始めるならどちらがおすすめですか?

Aどちらでも始められますが、育休中のほうが試行錯誤しやすいのは事実です。合わない副業をやめる判断も気軽にできます。復職後に始める場合は、最初から1つに絞るほうが挫折しにくくなります。

Q家族に反対されませんでしたか?

A最初は夫に何も言っていませんでした。月1万円を超えたタイミングで実績と一緒に話したら、あっさり応援してくれました。金額より「何をしているか」が伝わっていなかったことが原因だったと思います。

Qやめた副業の時間はもったいなくないですか?

Aもったいないと思っていた時期もあります。ただ、合わないものを知ったことで残りの2つに集中できました。8種類全部を続けていたら、どれも中途半端で終わっていたはずです。

質問の中でいちばん多いのは1つ目です。だからこそ、始める前に確認しておいてほしいことをまとめておきます。

副業を「やってよかった」で終わらせるために、この3つを決めていますか?

□ 1日に使える時間の上限を決めた → 60分など具体的な数字にする。終わらなくても止める
□ 同時に走らせる副業を1つに絞った → 迷う時間が消えて、作業に入るまでが早くなる
□ やらない日を先に決めた → 家族との時間を先に確保してから副業の予定を入れる

まとめ:副業をやってよかった理由は、金額より先にやってくる

副業をやっていてよかったと思う理由5つは、増える線を1本足せたこと、収入の入口が2つになったこと、本業への向き合い方が変わったこと、スキルが手元に残ったこと、娘に働く姿を見せられるようになったことでした。

3年で8種類試して6つやめています。それでも後悔がないのは、「やってよかった」という実感が、月数千円の時期にすでに来ていたからです。金額はあとからついてきました。

増える線は、今日いくら稼いだかではなく、今日動いたかどうかで引かれます。

いま月に数千円でも、それは「やってよかった」の一番最初の形です。3年前の私が、まさにその場所にいました。

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