
副業を始めて半年経つんですけど、まだほとんど稼げていなくて……。みんな1年目ってどのくらい稼げているものなんでしょうか。
副業1年目の収支は、たいてい期待した金額になりません。私は育休中に副業を始めたワーママで、1年目の12ヶ月で稼いだ金額は合計27,200円でした。月に直すと2,266円。時給に換算するのが怖くて、当時は計算すらしませんでした。それでも私は、この1年目がなかったら今の月10万円はなかったと本気で思っています。
副業1年目の収支を公開している記事は、成功した人のものが多いです。だから「1年で月10万円」みたいな数字ばかりが目に入って、稼げていない自分が焦る。この記事では、副業1年目に私が実際にいくら稼いで、いくら使って、何ヶ月目にいくらだったのかを全部そのまま出します。そのうえで、数字が出なかった1年目が3年目にどうつながったのかまでお話しします。
この記事でわかること
- 副業1年目・12ヶ月分のリアルな収支(月別の金額まで全公開)
- 稼げなかった副業3つと、その内訳・赤字になった理由
- 収支に出なかった1年目の収穫と、2年目以降の伸ばし方
副業1年目の収支を公開する前に|育休中のワーママがゼロから始めた理由
副業を始めたのは、娘を産んで育休に入った年でした。きっかけは前向きな理由ではありません。単純に、お金が減っていくのが怖かったんです。
育休給付金は手取りの約67%。ところが家の出費は、赤ちゃんが増えたぶんむしろ増えます。おむつ、ミルク、ベビー用品。収入が3分の2になったのに支出が増えて、貯金が毎月5〜8万円ずつ削られていきました。通帳を見るたびに胃が重くなる感覚は、今でもはっきり覚えています。
📝 さおりんの体験談
育休3ヶ月目の夜、娘を寝かしつけたあとに家計簿を開いて、このペースだと復職までに貯金が100万円近く減ると気づきました。夫にも言えないまま、その日はスマホで「育休中 副業」とだけ検索して、結局なにも登録せずに閉じたんです。動き出すまでに、そこからさらに2ヶ月かかりました。
私はもともと慎重な性格で、調べてから動くタイプです。ただこのときは、慎重というより単純に怖かった。副業なんて特別な人がやることだと思っていましたし、育児の合間に何かを始めて中途半端になるのも嫌でした。
結局、最初の1円を稼いだのは検索してから2ヶ月後です。副業1年目の収支を公開するにあたって最初に伝えておきたいのは、その2ヶ月の「調べただけの期間」も、私の1年目に含まれているということです。
【全公開】副業1年目・12ヶ月の収支をすべて見せます
まず結論から出します。副業1年目、12ヶ月間の収支はこうなりました。
年間27,200円。会社の給料でいえば、残業を数回した程度の金額です。しかもこれは売上ベースで、材料費や送料を引く前の数字。実際に手元に残ったお金は、2万円を切っていました。
月ごとの動きも隠さず出します。ゼロの月が何ヶ月もあります。
1〜3ヶ月目
動き出せなかった時期
収入0円。アンケートモニターに登録したものの、1日10分の入力を続けられず、3ヶ月で合計2,400円にしかなりませんでした。ポイント交換の最低額に届くまでが長く、稼いでいる実感がまるでなかった時期です。
4〜7ヶ月目
メルカリでいちばん動いた時期
家にあった赤ちゃんグッズと自分の服を出品。ここが1年目の山で、いちばん売れた月で8,000円。6ヶ月かけて合計18,000円になりました。ただ、売るものが尽きた時点で収入も止まりました。
8〜12ヶ月目
ハンドメイドで空回りした時期
minneで布小物を販売。5ヶ月で合計6,800円。いちばん時間をかけたのに、材料費を計算したら売上を上回っていて、実質赤字で終わりました。
この12ヶ月を並べてみると、伸びているように見える月がひとつもありません。上がって、止まって、また別のものを始めて、また止まる。副業1年目の収支としては、正直かなり寂しい記録です。



1年目でうまくいかないのは、珍しいことじゃないんです。私も12ヶ月かけて27,200円でした。焦る気持ちはよくわかりますが、この時期に一度でも「自分で稼いだ」経験ができていれば十分です。
副業1年目に試した3つの副業と、収支の内訳
ここからは、1年目に試した3つの副業をそれぞれいくら稼げたのかまで分けて公開します。育休中のワーママが実際に選びがちな3つなので、これから始める人は自分に当てはめて読んでみてください。
アンケートモニター|3ヶ月・合計2,400円
最初に始めたのがアンケートモニターでした。理由は単純で、スマホだけででき、登録が無料で、失敗しても失うものがなかったからです。慎重派の私にはちょうどよかった。
ただ、続きませんでした。1件あたり数円から数十円の案件が中心で、育児の合間に10分やっても数十円。3ヶ月で2,400円、いちばん多い月でも900円でした。金額そのものより、「これを何時間やれば1万円になるんだろう」と考えてしまったのが致命的だったと思います。
💬 さおりんの結論
生活費を変えるほどの収入にはなりません。ただ、副業に一歩踏み出す練習としては、いまでも悪くない選択だと思っています。
メルカリ(フリマ)|6ヶ月・合計18,000円
1年目でいちばん稼げたのがメルカリでした。産後で着られなくなった服、サイズアウトした娘のベビー服、使わなかった育児グッズ。家にあるものを出しただけで、最初の1ヶ月で5,000円以上になりました。
売れた通知が来たときの感覚は、いまでも覚えています。金額は小さいのに、自分で稼いだお金という実感がまったく違いました。
ただ、フリマ副業には終わりがあります。家の在庫が尽きた時点で収入が止まるんです。私も6ヶ月目にはほとんど出すものがなくなり、そこから仕入れて売る方向に進むか迷った末に、いったん手を止めました。
💬 さおりんの結論
最初の数ヶ月は確実に成果が出ます。ただし在庫が尽きたあとをどうするかを決めておかないと、私のようにそこで止まります。
ハンドメイド販売(minne)|5ヶ月・合計6,800円
いちばん時間をかけて、いちばん報われなかったのがハンドメイドでした。もともと裁縫が好きで、これなら楽しく続けられると思ったんです。
結果は5ヶ月で6,800円。しかもこれは売上で、生地代・糸・梱包資材・送料を計算したら、使ったお金のほうが多く、実質赤字で終わりました。
原因ははっきりしています。趣味の延長で始めたので、いくらで売れば利益が出るのかを一度も計算していなかったんです。作る時間も、自分の時給に入れていませんでした。
💬 さおりんの結論
趣味と副業は別物でした。好きなことを仕事にする前に、材料費と時間を数字にしておく必要があります。
副業1年目に赤字だった月とその原因|収入より支出が多かった理由
副業1年目の収支を公開する記事で、収入だけを見せるのはフェアではないと思っています。私は1年目に、はっきり赤字だった月が3ヶ月ありました。
1年目に赤字が出た3つの原因
①材料費を先に払っていた。ハンドメイドは作ってから売るので、売れなくても支出だけが確定します。
②送料と手数料を計算に入れていなかった。売上から10%以上が引かれることを、出品してから知りました。
③「稼ぐための出費」を止められなかった。教材や便利グッズを買ってしまい、収入より先に支出が増えました。
いちばん痛かったのは3つ目です。稼げていない不安を、お金を使うことで埋めようとしていました。動いている気持ちにはなるのに、収支は悪化していく。副業1年目に赤字を出す人のほとんどは、稼ぐ前に投資してしまった人だと思います。



それ、すごくわかります……。私も稼げていないのに、参考書とか有料の講座とか、つい調べちゃうんです。
私も同じでした。だからこそ言えるのですが、1年目にお金をかけるなら、順番があります。
⚠️ 注意してほしいこと
副業を始めるにあたって、高額な初期費用や登録料を求めてくるサービスには近づかないでください。まっとうなクラウドソーシングやポイントサイトの登録はすべて無料です。「先に払えば稼げる」という案内が出てきた時点で、いったん手を止めて大丈夫です。
それでも副業1年目をやってよかった3つの理由|収支に出なかった収穫
ここまで読むと、1年目は無駄だったように見えるかもしれません。でも私は、あの27,200円の1年があったから今があると思っています。
とくに2つ目が大きかったです。1年目に3種類も試したおかげで、私は「スキルが積み上がる副業しか続かない人間だ」と自分で確認できました。これはネットの記事を100本読んでも手に入らない情報でした。
1年目の本当の成果
副業1年目の本当の成果は、稼いだ金額ではなく「自分に何が合わないか」がわかったことです。
1年目に成果が出なかったことを失敗だと思っていたのは、私自身でした。振り返れば、あれは向き不向きを確かめるための授業料だったんです。しかも実際に払った授業料は、2万円台でした。
副業2年目・3年目で月10万円になるまで|1年目との決定的な違い
では、1年目と2年目以降で何が変わったのか。ここがこの記事でいちばん伝えたいところです。
2年目、復職して時短勤務になった私は、データ入力を2ヶ月、ブログを3ヶ月、せどりを6ヶ月やりました。せどりは最高で月52,000円まで伸びています。ただ、商品の保管と梱包が娘の世話と両立できず断念しました。1年目とやっていることは違うのに、「やめて、また別のものを始める」という動き方は同じだったんです。
変わったのは3年目でした。Webライターに絞って、他をやらないと決めたときからです。
1ヶ月目
時給190円からのスタート
約20時間かけて3,800円。1年目のアンケートモニターと大差ない金額でしたが、ここで別の副業に逃げなかったのが分かれ目でした。
2〜3ヶ月目
書き方より提案文を直した
プロフィールと提案文を書き直したところ、2ヶ月目12,000円、3ヶ月目31,000円。初めてリピート依頼をいただけた月です。
6ヶ月目
単価が上がって68,000円
文字単価1.5円以上の案件に移り、稼働時間はほぼ同じまま収入が倍になりました。
1年後
月8〜10万円で安定
週12〜15時間の稼働で月10万円前後。1年目に27,200円だった私と、同じ人間です。
数字だけ見ると3年目に急に伸びたように見えますが、実際には劇的な瞬間はありませんでした。1ヶ月目の3,800円を見たときは、正直また同じことの繰り返しかと思ったくらいです。
1年目と3年目の決定的な違い3つ
①ひとつに絞った。並行してやらず、Webライターだけを半年続けると決めました。
②積み上がるものを選んだ。書いた本数がそのまま実績になり、単価に反映される仕事にしました。
③やめる基準を先に決めた。「半年やって伸びなければ見直す」と決めたので、途中で迷わなくなりました。
いちばん効いたのは、1つ目です。1年目も2年目も、私はうまくいかないとすぐ次を探していました。続けられなかったのではなく、続ける前にやめていたんです。
同じ「月3,000円」でも、1年目と3年目では中身がまったく違いました。数字は近いのに、その後の伸び方が正反対だったんです。
1年目・アンケートモニター
やった時間がそのまま消える / 翌月も同じ作業をゼロから / 続けても単価は変わらない
3年目・Webライター1ヶ月目
書いた記事が実績として残る / 翌月は提案が通りやすくなる / 半年で単価が5倍になった
金額だけを比べていた1年目の私は、この違いにまったく気づいていませんでした。同じ数千円でも、翌月にゼロへ戻る数千円と、翌月の土台になる数千円があります。



1年目の収支が悪いこと自体は問題じゃないんです。問題は、成果が出る前に別の副業へ移ってしまうこと。まず半年、ひとつだけ続けてみてください。
もし今から積み上がる副業を選ぶなら、私はWebライターをすすめます。実績がそのまま次の案件につながるので、書いた本数が資産になっていくからです。案件はクラウドワークスなどのクラウドソーシングで探せますし、登録は無料でできます。
もうひとつ、ブログも1年目からやっておけばよかったと本気で思っている副業です。私はブログで月5万円を超えるまでに8ヶ月かかりましたが、記事が増えるほど収入が積み上がっていく感覚は、フリマにもハンドメイドにもありませんでした。
副業1年目の収支の話をすると、決まって聞かれる質問がいくつかあります。私が当時いちばん知りたかったことでもあるので、ここでまとめて答えておきます。
最後に、副業1年目の収支をこれから作っていく人のために、確認しておきたいことをまとめておきます。
副業1年目、いくつ準備できていますか?
まとめ:副業1年目の収支は、金額より続けたかどうかで決まる
副業1年目の収支を全部公開すると、私の場合は年間27,200円でした。月2,266円、赤字の月もあり、試した3つの副業はすべてやめています。それでも1年目に得た「自分に何が合わないか」という答えが、3年目に月10万円まで届く土台になりました。1年目に必要なのは、大きな金額ではなく、続けられる副業をひとつ見つけることです。数字が出ていなくても、その1年は無駄になりません。



私の1年目は27,200円でした。それでも今があります。いま稼げていない人ほど、この記事を保存しておいて、1年後にもう一度読んでみてください。









