
ブログって、続けていたら本当に変わるんでしょうか……。1年やってみたけど、まだアクセスも収益もほとんどなくて、この先が見えなくて。
ブログを3年続けて一番はっきり言えるのは、変わった部分と変わらなかった部分が、はっきり分かれたということです。1回目のブログを開設してから、この夏でちょうど3年になりました。その間に月0円から月10万円前後まで来ましたが、劇的に何かが起きた瞬間は、3年間で一度もありませんでした。
育休中に副業を始めて、時短勤務のワーママとして働きながら、8種類の副業を試して失敗して、その中で唯一いまも続いているのがブログです。この記事では、ブログを3年続けて実際に変わった部分と、3年経ってもまったく変わらなかった部分を、数字も気持ちもふくめて全部話します。きれいな成功談ではなく、途中で1年近く放置した時期もふくめた、正直な振り返りです。
この記事でわかること
- ブログを3年続けて変わった部分3つ(収益・書き方・向き合い方)
- 3年経っても変わらなかった3つのこと
- 1年目の自分に伝えたい「先にやっておけばよかったこと」
ブログを3年続けて最初に思うのは「想像していたより地味だった」ということ
ブログを始める前、私は「半年くらいで月5万円くらいにはなるのかな」と思っていました。検索して出てきた体験談が、だいたいそういう内容だったからです。実際は違いました。
最初のブログは、開設から3ヶ月で終わりました。ダイエットをテーマにして記事を20本書いて、収益は0円。アクセスも1日3〜5人で、そのうち半分は自分だったと思います。
📝 さおりんの体験談
1回目のブログをやめると決めたのは、20本目の記事を公開した日の夜でした。書き上げて「公開」を押したあと、アナリティクスを開いて、その日の訪問者が2人だと知りました。悔しいというより、ただ何も感じなかったんです。悲しくもならなかった自分に少し驚いて、パソコンを閉じました。それから10ヶ月、私はブログを一度も開きませんでした。
いま思えば、あの3ヶ月は無駄ではありませんでした。ただ、当時の私は「向いていなかった」で片づけてしまったんです。
放置していた10ヶ月のあいだ、ブログのことを考えなかった日はほとんどありません。それでも開けなかったのは、開いたら「まだ2人」という数字を見なければいけないからでした。結果を見るのが怖くて、努力を止めるほうを選んでいたんです。



やめたこと自体は失敗じゃなかった。失敗だったのは、なぜ読まれなかったのかを一度も調べないままやめたことでした。
2回目のブログを開設したのは、Webライターを1年ほど続けたあとです。ライターとして人の記事を書くうちに、検索キーワードや構成の考え方を仕事として教わっていました。同じ「記事を書く」という作業なのに、1回目と2回目では、書き始める前にやることがまったく違っていたんです。
【変わった部分1】さおりんのブログ3年間の収益とアクセスは、こう動いた
まず数字から正直に出します。3年といっても、ずっと右肩上がりだったわけではありません。むしろ、動かなかった期間のほうが長かったです。
1年目
1回目のブログ(ダイエットテーマ)
記事20本・収益0円・1日3〜5PV。3ヶ月で更新停止、その後10ヶ月放置
2年目
Webライターに専念
ブログはゼロ。この1年で構成とキーワードの考え方を仕事として身につけた
2年目の終わり
2回目のブログを開設
副業・在宅ワーク・節約テーマ。最初の3ヶ月は月0〜800円
3年目(2回目の8ヶ月目)
月5万円を突破
記事数48本。伸びたのは全体ではなく、特定の5記事だけだった
現在(2回目の1年半)
月8〜12万円
記事数は90本前後。ライター収入と合わせて月10〜18万円
こうして並べると順調に見えるかもしれませんが、実際には「何も起きていない月」が大半でした。特に2回目の開設から半年間は、毎月の収益が3桁のままです。
一番驚いたのは、3つ目の数字です。90本近く書いていますが、収益の8割はたった5本の記事から発生しています。残りの85本は、その5本を支える内部リンクとして働いている、というのが実感に近いです。
では8ヶ月目に何が起きたのか。結論から言うと、特別なことは何もしていません。7ヶ月目までに書いた40本のうち、少しずつ検索順位が上がっていた3本が、同じ月にまとまって上位に入っただけでした。
つまり動いたのは8ヶ月目ですが、その月の結果を作ったのは、3〜5ヶ月目に書いて長いあいだ何の反応もなかった記事たちです。この時間差があるせいで、ブログは「いま頑張っているのに何も起きない」と感じやすいのだと思います。
💡 補足
ちなみに、その5本は「渾身の1本」として書いたものではありません。3本は、他の記事を書いている途中で「ここ、別記事にしたほうがいいかも」と思って切り出したものです。どれが当たるかは、書く前にはわかりませんでした。
【変わった部分2】記事の書き方は、3年でここまで変わった
3年で一番大きく変わったのは、書き方です。正確に言うと、書き始める前にやることが変わりました。
1年目:思いついたことを、思いついた順に書いていた
1回目のブログの記事は、いま読み返すと日記でした。「今日はこんなことを試しました」から始まって、最後に「みなさんもやってみてください」で終わる。誰の何を解決する記事なのかが、どこにも書かれていません。
キーワードという言葉は知っていましたが、「タイトルに入れておけばいい」くらいの理解でした。読者が何を知りたくて検索したのかを考えたことは、一度もなかったです。
3年目:書く前に決めることが5つある
いまは、本文を1行も書かないうちに決めることが5つあります。キーワード・読者の状況・その人が読み終えたときに取れる行動・見出しの並び・入れる体験談。ここまで決めてから書き始めます。
準備に30〜40分かかりますが、そのぶん本文が止まりません。1年目は書きながら「この話、いる?」と何度も戻っていたので、結果的にこちらのほうが早く仕上がります。
キーワードの選び方は、3年で正反対になった
1年目の私は、検索数が多いキーワードを選んでいました。「ダイエット 方法」のような言葉です。多くの人が探しているのだから、書けば読まれると思っていました。
実際は逆でした。検索数が多い言葉ほど、企業のサイトや何年も運営しているブログが上位を占めていて、始めたばかりの個人が入る余地がありません。
いまは、検索数が少なくても、自分が具体的に答えられる言葉を選びます。「副業 育休中 いつから」のような、3語以上の細かい言葉です。1本あたりの訪問者は少ないですが、悩みがはっきりしている人が来るので、最後まで読まれて次の行動につながります。
💬 さおりんの結論
検索数の大きい言葉を選んだ1年目より、小さい言葉を選んだ3年目のほうが、結果的に多くの人に届きました。
キーワードの選び方も含めて、1年目と3年目の書き方を並べると違いがはっきりします。
1年目
思いついた順に書く / 書きながら構成を考える / 1本4〜6時間 / 読まれない
3年目
構成を決めてから書く / 見出しを先に全部並べる / 1本3〜4時間 / 検索から人が来る
作業時間そのものは、実はそこまで短くなっていません。減ったのは「書きながら迷う時間」のほうです。
1年目の記事が読まれなかった3つの理由
①誰に向けた記事なのかが決まっていなかった。読者像がないまま書いていた
②検索する人が使う言葉と、自分が使っていた言葉がずれていた
③記事の中に「次にどうすればいいか」が書かれていなかった。読んで終わりの記事だった
この3つは、どれも書く前の準備で防げるものでした。文章力の問題ではなかったんです。



えっ……じゃあ、文章がうまくなくても読まれる記事は書けるってことですか?ずっと「私は文章が下手だから」だと思っていました。
そう思っている人はとても多いと思います。私も2年近くそう思っていました。でも実際には、文章のうまさより先に、記事の設計で差がついていました。上手な文章で書かれた「誰に向けたのかわからない記事」は、やっぱり読まれません。
【変わった部分3】ブログとの向き合い方と、時間の使い方が変わった
3年目で変わったことのうち、自分でも意外だったのが、時間の使い方です。1年目より作業時間は減っているのに、進んでいる感覚があります。
ワーママが3年で行き着いた時間の使い方
①まとまった時間を待たない。20分あればリサーチだけ、40分あれば見出しだけ、と作業を分割する
②毎日書かない。書く日と、書かない日(リサーチ・修正・数字の確認)を最初から分ける
③週の目標を「記事本数」ではなく「作業時間」にする。子どもの体調で崩れても自分を責めなくて済む
3つ目が、私にとっては一番大きかったです。「今週は1本」と決めていた頃は、娘が熱を出した週に必ず自己嫌悪になっていました。



続けるコツは、意志を強くすることじゃなくて、崩れても戻れる決め方にしておくことでした。
もうひとつ変わったのが、ブログだけに収入を預けなくなったことです。ブログは伸びるまでに時間がかかる代わりに、伸びたあとは寝ている間も動きます。逆にWebライターは、書いた分だけ確実に入る代わりに、書かなければ止まります。性質が正反対だからこそ、2つ持っていると気持ちが安定するんです。
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3年経っても、変わらなかった3つのこと
ここまでは変わった話です。ただ、3年やって「ここは何ひとつ変わらなかった」と思う部分もあります。むしろ、これから始める人に一番伝えたいのはこちらかもしれません。
特に1つ目は、始める前の私が一番誤解していたところです。続けていれば苦にならなくなると思っていました。
2つ目も、3年経ってようやく受け入れられるようになりました。1年目は更新するたびに翌日のアクセスを確認して、増えていないと落ち込んでいたんです。いまは、記事が動くのは公開の3〜6ヶ月後だと知っているので、翌日の数字はそもそも見ません。
3つ目については、正直なところ何度か試しました。忙しい週に、内容の薄い記事を1本だけ公開してみたことがあります。3年目に書いたその記事は、いまでも月に数人しか読んでいません。経験を積んでも、手を抜いた分はそのまま数字に出ます。
3年続けてわかったこと
書くのがラクになるのではなく、しんどいまま書ける自分になるだけでした。
それでも3年前と決定的に違うのは、しんどさの意味を知っていることです。1年目は「しんどい=向いていない」だと思っていました。いまは、しんどいのは全員同じで、そこで止まるかどうかだけが分かれ目だと知っています。
📝 さおりんの体験談
先月、3年前に書いた1回目のブログの記事を、久しぶりに読み返しました。文章は拙いし、構成もばらばらです。でも1本だけ、娘を寝かしつけたあとに泣きながら書いた記事があって、その1本だけは、いま読んでも何を伝えたかったのかがはっきりわかりました。技術は3年で身につきましたが、あのときの「伝えたい」という部分は、最初から持っていたものでした。
技術は後から足せます。足せなかったのは、書きたい理由のほうでした。
3年やって「これは先にやっておけばよかった」と思うこと
最後に、1年目の自分に伝えられるなら何を言うかを整理しました。3年分の遠回りを、そのまま置いていきます。
このうち一番の後悔はSTEP03です。1回目のブログをあと3ヶ月続けていたら、結果は違ったかもしれません。
もうひとつ、STEP01も同じくらい大きな遠回りでした。ダイエットを選んだのは、自分に経験があったからではなく、検索されそうだと思ったからです。経験がないテーマは、調べた内容を並べ替えることしかできません。書けないのではなく、書くことが自分の中になかったんです。
⚠️ 注意してほしいこと
「3ヶ月で結果が出なければ向いていない」という判断は、ブログに関してはほぼ確実に早すぎます。検索エンジンに記事が正しく評価されるまでに時間がかかるためで、実力とは別の話です。逆に、半年やって記事が10本以下という場合は、期間ではなく本数のほうを見直したほうが早く進みます。
期間と本数、どちらを見るかを間違えると、判断そのものがずれてしまいます。
3年分を4つのステップにまとめましたが、実際に効くのは最初の判断です。始める前に決めておけることを、最後に並べておきます。
ブログを3年続けるために、いくつ確認できそうですか?
まとめ:ブログの3年は、変わる部分と変わらない部分でできている
ブログを3年続けて変わったのは、収益とアクセス、記事の書き方、そして時間の使い方の3つでした。逆に、書くしんどさ・反応がない日の多さ・手を抜いた記事が読まれないことは、3年目のいまもまったく変わっていません。変わらない部分があると知っていることが、続けるうえで一番の支えになりました。
3年前の私は、劇的な瞬間を待っていました。いま振り返ると、そんな日は一度も来ないまま、気づいたら景色が変わっていたというのが正直なところです。



3年前の私が知りたかったのは、稼ぐ方法よりも「これで合っているのか」でした。合っています。地味なまま続けた人が、3年後に振り返る側になります。
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