【克服】在宅ワークで疲れたときの対処法/さおりんが家事・育児・副業で崩れた日にやったこと

在宅ワークって家でできるぶんラクなはずなのに、最近ずっと疲れが抜けなくて……。私だけがうまく回せていない気がして落ち込みます。

在宅ワークで疲れたと感じるのは、働きすぎているからだけではありません。私は時短勤務のワーママで、家事と育児をしながら在宅で副業をしています。1年以上うまく回っていたはずの生活が、ある週にいっきに崩れました。原因は作業時間ではなく、休む時間と働く時間の境目が消えていたことでした。

通勤がない、着替えなくていい、子どもの急な発熱にも対応できる。在宅ワークのいいところは、そのまま「終わりがない」というしんどさにもなります。この記事では、私が実際に崩れた1週間で何が起きていたのか、そこからどう立て直したのかを、在宅ワークで疲れたときの対処法として3つの段階に分けてお話しします。

この記事でわかること

  • 在宅ワークで疲れが抜けなくなる3つの原因
  • さおりんが崩れた1週間で実際にやめたこと・変えたこと
  • 休む・減らす・手放すを判断するための基準
目次

在宅ワークで疲れたと感じるのはなぜ?ワーママに起きている3つの重なり

在宅ワークで疲れたという話をすると、「家にいるのに?」と言われることがあります。私も最初は自分でそう思っていました。通勤もない、上司もいない、好きな時間に働ける。条件だけ並べれば、これ以上ない働き方に見えます。

でも実際に育休中から3年間続けてみて、はっきりわかったことがあります。在宅ワークの疲れは、作業の量ではなく「切り替えの回数」で決まるんです。家事と育児と仕事が同じ部屋で同時に進むぶん、頭のスイッチを1日に何十回も入れ替えることになります。

在宅ワーク疲れとは?

在宅ワーク疲れとは、働いた時間の長さに対して回復が追いつかなくなっている状態のことです。オフィス勤務と違って通勤や退社という区切りがないため、「終わったはずなのに気持ちが仕事から離れない」という形であらわれます。体の疲労より先に、判断力と集中力が落ちるのが特徴です。

私の場合、崩れる直前の兆候は「洗い物をしながら記事の構成を考えている自分」でした。手は家事をしているのに、頭は仕事のまま。この状態が続くと、どれだけ寝ても疲れが抜けなくなります。

在宅ワークで疲れが抜けなくなる3つの原因

①仕事のオンとオフを切り替える物理的なきっかけ(通勤・着替え・退社)が存在しない

②家事・育児・仕事が同じ空間で同時進行し、集中が細切れに分断され続ける

③働く時間を自分で決められるぶん、体調が悪い日でも「やればできてしまう」

3つ目がいちばん厄介です。会社勤めなら体調が悪ければ休みますが、在宅だと「布団の中でもスマホで返信くらいはできる」と考えてしまいます。休んでいるようで休んでいない日が積み重なっていきました。

とくにワーママの場合は、ここに保育園の送迎・寝かしつけ・週末の作り置きが乗ってきます。疲れの正体は仕事量ではなく、休む時間を1日のどこにも確保していなかったことでした。

さおりんが在宅ワーク疲れで崩れた1週間|家事・育児・副業が重なった記録

ここからは、私が実際に崩れたときの話をします。この時期の私は、はっきり言って順調でした。だからこそ止まれなかったんだと思います。

月曜〜火曜

好調だった立ち上がり

副業のライティング案件が2本重なり、寝かしつけ後の2時間で予定どおり進む。「今週はいけそう」と手応えを感じていた。

水曜

最初のズレが起きた日

娘が発熱して保育園から呼び出し。昼間の作業が全部飛び、深夜1時まで作業して帳尻を合わせた。

木曜〜金曜

無理が積もっていく

睡眠4時間が2日続く。本業の資料でケアレスミスをして、記事の構成が1文字も浮かばなくなった。

土曜

限界がきた

作り置きの途中で手が止まる。娘に「ママ、今日ずっと怒ってるね」と言われて崩れた。

崩れた、というのは大げさな表現ではありません。土曜の夕方、キッチンで包丁を持ったまま10分ほど何もできずに立っていました。

📝 さおりんの体験談

あの土曜、私は娘に強い言い方をしてしまいました。おもちゃを片付けてほしくて、3回目でつい声を荒げたんです。娘は驚いた顔で「ママ、今日ずっと怒ってるね」と言いました。悪いのは娘ではないとわかっているのに、その場ですぐ謝れなかった。あとで寝顔を見ながら、私は今週いったい何のために働いていたんだろうと考えました。副業の売上はいつもより多かったのに、いちばん守りたかったものを削っていたんです。

在宅ワークは「家族との時間を守るため」に選んだはずでした。その手段が目的をこわしていたなら、続け方のほうを変えるしかありません。

4時間
崩れた週の平均睡眠時間
2倍
同じ記事にかかった作業時間
0日
その週に完全に休んだ日

数字にしてみて驚いたのは、作業時間が2倍にふくらんでいたことです。疲れていると同じ仕事に倍の時間がかかるので、睡眠を削って稼いだ時間は、そのまま効率の低下で消えていました。がんばっているのに前に進まない感覚の正体はこれでした。

あの週にわかったのは、休まないという選択がいちばん高くついたということでした。時間を削って買えるものは、思っていたより少なかったです。

在宅ワーク疲れの対処法①|まず「やめること」を1つ決める

立て直すためにやったことは、大きく3つあります。最初にやるべきなのは、増やすことではなく減らすことでした。

在宅ワーク疲れの対処法・3つの段階

①やめることを1つ決める(今週の負荷をすぐ下げる)
②働く順番と場所を変える(切り替えを作り直す)
③疲れにくい仕事に持ち替える(そもそもの負荷を下げる)

上から順にやるのが大事です。私は最初、いきなり3番目の「仕事を変える」から手をつけようとして、余計に消耗しました。疲れているときに大きな決断をすると、判断そのものが雑になります。

やめることを決めるとき、私が使った基準はひとつだけでした。「これを来週やらなかったら、誰か困る人がいるか」と自分に聞くことです。困る人がいないものから順に消していきました。

疲れた週に実際にやめた3つのこと

①土日の作り置きをやめて、宅配のミールキットに2週間だけ切り替えた

②副業の新規応募を止めて、進行中の案件だけに絞った

③SNSで同業の人の進捗を見るのをやめた(比べる材料を物理的に減らした)

3つ目は意外に効きました。疲れているときにほかの人の「今月〇万円達成」を見ると、休むことに罪悪感が乗ります。休めない理由の半分くらいは、他人と比べる情報でできていました。

やめるものは、永久にやめる必要はありません。私も作り置きは3週間後に再開しています。期限を決めて手放すと、罪悪感がぐっと軽くなります。

💡 補足

ちなみに、家事を減らすことに抵抗がある人ほど「家族に相談せずに全部背負っていた」というケースが多いです。私も夫に打ち明けたのは崩れた後でした。話したら「言ってくれればよかったのに」と言われて、抱えていたのが自分だけだったと気づきました。

やめるって決めるのが、いちばん怖い気がします……せっかくここまで続けてきたのに、止まったら戻れなくなりそうで。

在宅ワーク疲れの対処法②|働く時間ではなく「順番と場所」を変える

負荷を下げたら、次は働き方の組み立てを直します。ここで「作業時間を減らす」だけにすると、収入が落ちるだけで疲れは取れません。私が変えたのは時間の長さではなく、順番と場所でした。

① 疲れる作業を朝に、単純作業を夜に回した

崩れる前の私は、寝かしつけのあとに記事の構成を考えていました。1日でいちばん頭が働かない時間に、いちばん頭を使う作業をあてていたことになります。

これを入れ替えて、構成づくりや調べものは朝の30分に移しました。夜は誤字チェックや画像の差し替えなど、頭を使わない作業だけにしています。同じ作業量でも、順番を変えただけで終わる時間が40分早くなりました。

② 仕事をする場所を1か所に固定した

リビングのソファでも、ダイニングでも、寝室でも作業できてしまうのが在宅ワークです。私は「ダイニングの端の席だけ」と決めました。そこを離れたら仕事は終わり、というルールにしています。

01
朝の30分を頭を使う作業にあてる起きてすぐの脳がいちばんよく働く
↓
02
日中の細切れ時間は連絡・返信だけに絞る中断されても崩れない作業を置く
↓
03
夕方から寝かしつけまでは仕事を完全に閉じるここが家族の時間・端末を見ない
↓
04
夜は単純作業を30分だけやって終わる終わり時刻を先に決めておく

いちばん効果があったのはSTEP03でした。夕方以降にスマホを見ないと決めただけで、頭の中の仕事が一度止まります。

③ 「終わり」を作る儀式を1つ入れた

通勤がない在宅ワークには、退社にあたる区切りがありません。私はノートPCを閉じて、そのまま棚にしまうことを終わりの合図にしました。たった5秒の動作ですが、これがないと夜中まで気持ちが仕事のままでした。

1
順番を入れ替える
頭を使う作業を朝に、単純作業を夜に。作業量を変えずに負担だけ下げられる
2
場所を固定する
作業する席を1か所に決め、そこを離れたら仕事は終わりというルールにする
3
終わりの合図を作る
PCをしまう・机を拭くなど5秒でできる動作を区切りとして毎日使う

どれも道具もお金もいりません。私がこの3つを始めたのは崩れた翌週で、2週間ほどで「夜に頭が休まる」感覚が戻ってきました。

💬 さおりんの結論

時間を減らすより先に、順番と区切りを直したほうが早く回復しました。働く時間の長さは、疲れの原因の一部でしかありません。

在宅ワーク疲れの対処法③|疲れにくい働き方に持ち替える

ここまでやっても疲れが抜けないなら、仕事の中身そのものが自分の生活に合っていない可能性があります。私は8種類の副業を試してきましたが、疲れ方はものによって本当に違いました。

消耗しやすい働き方

まとまった時間が必要 / 外出や在庫管理をともなう / 納期が短く中断できない

続けやすい働き方

30分単位で進められる / 在宅で完結する / 納期に余裕があり自分で調整できる

私がせどりをやめたのも、この基準で見たときに合わなかったからです。逆にライティングは、30分あれば1段落は進むので、子どもが起きてきても中断できました。

在宅ワークを探すときも、「時給がいくらか」より先に中断できる仕事かどうかを確認したほうが、結果的に長く続きます。求人の条件欄ではなく、1日の流れに置いてみて考えるのがコツです。

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条件を変えるだけで疲れ方が変わることは、実際にありました。私も案件を「納期が2週間以上のもの」に絞り直してから、深夜作業がほとんどなくなっています。

⚠️ 注意してほしいこと

在宅ワークを探し直すとき、「短時間で高収入」「初期費用を払えば案件を紹介」といった募集には近づかないでください。正規のクラウドソーシングや求人サイトの登録は無料です。疲れているときほど判断が甘くなるので、お金を先に払う話が出た時点で一度離れるのが安全です。

働き方を変えるのは逃げではありません。同じ場所で無理を続けるより、合う場所に移るほうがずっと長く働けます。

それでも疲れが取れないとき|休む・減らす・手放すの判断基準

ここまでやっても回復しないときがあります。そのときに必要なのは、もうひとがんばりではなく、どの段階まで戻すかを決めることでした。

判断の順番は、休む → 減らす → 手放す です。いきなり手放すところから考えないでください。多くの場合、必要なのは3日休むことであって、副業をやめることではありません。

Q何日休めば疲れは戻りますか?

A私の場合は完全に休む日を2日作ると、頭の重さがだいぶ抜けました。ポイントは「作業をしない」ではなく「仕事のことを考えない」ことです。端末を別の部屋に置くだけでも変わります。

Q休むと案件が減ってしまいませんか?

Aクライアントに「今週は納期を1週間ずらしてほしい」と伝えたことが何度かありますが、切られたことはありません。連絡なしで遅れるほうがずっと影響が大きいです。

Q家族に「疲れた」と言いにくいです。どう伝えればいいですか?

A気持ちではなく作業で伝えると通じやすいです。私は「今週だけ夕飯の担当を代わってほしい」と具体的にお願いしました。感情ではなく依頼にすると受け取ってもらいやすくなります。

Q在宅ワーク自体をやめたほうがいいのでしょうか?

A判断は回復してからにしてください。疲れているときに決めたことは、たいてい後悔します。休んで戻ってから、それでも続けたくないなら手放していいと思います。

最後の質問は、私自身がいちばん間違えかけたところです。崩れた土曜の夜、本気で全部やめようと思いました。2日休んだあとに同じことを考えたら、やめたいのは副業ではなく「深夜作業」でした。

Before(崩れていた頃)

平均睡眠4時間 / 夜に構成を考えて進まない / 家族に強い言い方をしてしまう

After(組み立て直した後)

睡眠6時間を確保 / 朝30分+夜30分で同じ量が終わる / 夕方以降は仕事を開かない

収入は一時的に下がりました。でも3ヶ月後には元に戻り、いまは崩れる前より作業時間が短くなっています。急がば回れ、というのは本当でした。

在宅ワーク疲れで覚えておいてほしいこと

疲れているのは、あなたの能力が足りないからではありません。区切りのない働き方を、区切りのないまま続けているからです。

もし今、負荷を下げる方向に働き方を変えたいなら、まずは体力を使わない小さな副業を1つだけ残す形にするのも手です。私も回復期はここまで縮めていました。

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最後に、今日から確認できる形にまとめておきます。上から順に、自分に当てはめてみてください。

在宅ワーク疲れ、いくつ当てはまりますか?

□ 今週やめられることを1つ決めた → 誰も困らないものから期限つきで手放す
□ 頭を使う作業を朝に移した → 夜は単純作業だけにする
□ 仕事をする場所を1か所に固定した → 離れたら終わりというルールにする
□ 終わりの合図を作った → PCをしまう・机を拭くなど5秒の動作でいい
□ 完全に休む日を予定に入れた → 手放すかどうかは休んでから決める

まとめ:在宅ワークで疲れたときは、量ではなく区切りを見直す

在宅ワークで疲れたときに必要なのは、根性でも時間管理術でもありませんでした。やめることを1つ決めて、働く順番と場所を変えて、それでもだめなら仕事の中身を持ち替える。この順番で戻すだけで、私は2週間ほどで立て直せています。崩れた週にいちばん高くついたのは、休まなかったことでした。疲れているときの判断はあてになりません。まず休んで、それから決めて大丈夫です。

止まる勇気を持てた人だけが、長く働き続けられます。

私も一度は全部やめようと思いました。2日休んだら、やめたかったのは副業ではなく深夜作業だったと気づけたんです。まずは休んでからで大丈夫ですよ。

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